大さん橋の屋上は、誰もが自由に散策できる24時間オープンの公園です。客船の入出港を間近に楽しむことのできる市民憩いの場所です。
床材にはブラジル産のイペ材を使用したウッドデッキ仕上げになっています。
ウッドデッキの材料の中でも耐久性や防虫性、防腐性、強度などの点で優れた品質を持っています。
また、非常に重い材料で約1.1の比重があるため、水に沈んでしまいます。
※フローリング仕上げではありませんので、走るなどして転んだ場合トゲが刺さることがございますので、ご注意ください。
大さん橋の屋上は、2006年12月4日に「くじらのせなか」と名付けられました。
市民から親しみを持ってもらい、賑わいの創出につなげることを目的に、愛称を一般公募したところ、3,995件の応募がありました。
その中から、最多の26件の応募があった「くじらのせなか」に愛称が決定いたしました。
名づけられてから約15年。屋上広場の特徴をよく表現し、『海に浮かぶ雄大なくじら』をイメージさせ、子供達にもわかりやすいことから、大さん橋を訪れる市民や観光客からも親しまれております。
大さん橋の屋上からは横浜三塔(神奈川県庁(キングの塔)、横浜税関(クイーンの塔)、横浜市開港記念会館(ジャックの塔))を望むビューポイントがあります。
横浜三塔は横浜港のシンボルとして長年市民に親しまれております。塔の愛称は入港する船の外国人船員たちがトランプのカードに例えて名づけられたと言われております。
この三塔を同時に見ることのできるスポット(神奈川県庁の正面、赤レンガ倉庫、大さん橋)を全てまわると願いが叶うという都市伝説があり、これを「横浜三塔物語」といいます。
大さん橋は寄港する船を主役とするため屋上の最も高いところでも地上15mに抑えて、周辺地区から客船の姿を堪能できるようにしています。
また、海に突き出していることにより360度パノラマビューの眺望が楽しめます。横浜を印象付けるみなとみらいのビル群の稜線や巨大観覧車、横浜ベイブリッジやマリンタワーなど横浜の観光地が一望できるスポットです。
空気の澄んだ季節には富士山や東京スカイツリーも見ることができます。
大さん橋は平成15年(2006)に「関東の富士見百景」(主催:国土交通省関東地方整備局)に選定されました。その後、高層ビルなどが建設されましたが今でも大さん橋からは富士山を眺めることができ、特にダイヤモンド富士の時には渾身の一枚を狙う多くのフォトグラファーが来館いたします。
大さん橋は秋から冬にかけて、夜景評論家で一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー代表理事である「丸々もとお」氏監修のもと、大さん橋ターミナルの屋上に光のオブジェを設置し想いを形に残す感動体験型のイルミネーションを実施しています。
大さん橋から望むみなとみらいの夜景は「無料で楽しむ 大パノラマ夜景10選(日本経済新聞「NIKKEIプラス1」(2018年3/31付))で第1位に選ばれるなど、各方面からの評価も高く、市民から愛されている夜景スポットです。
大さん橋は「日本百名月」(主催:(一社)夜景観光コンベンション・ビューロー)に令和4年(2022)1月に選ばれました。横浜のシンボルである横浜ベイブリッジから登る満月は多くのフォトグラファーを魅了しています。