「指定管理者制度」に基づく公共施設の運営
大さん橋は、横浜市の公共施設であり、「指定管理制度」(公募コンペによる民間委託)に基づいて管理・運営が行われています。当施設の管理者(=指定管理者)には、その業務において公共性や公益性が重視されるとともに、「サービスの向上」や「収益力の強化」など、創意工夫の発揮も求められています
- 現在の指定管理者:一般社団法人 横浜港振興協会
- 現指定管理の期間:2022年4月1日~2027年3月31日まで
横浜港振興協会による「大さん橋の管理・運営」について
当協会は、大さん橋のリニューアル開業(2002年)以来、岸壁の安全管理を含め、下記の通り、延べ15年以上の管理実績があります。
- 平成14~17年度: 業務委託
- 平成18~22年度: 指定管理
- 平成23~27年度: 指定管理の一部業務(総合案内等)の再受託
当協会は長年、関係機関(国・市・警察・消防、船関連会社等)や地域(団体等)と緊密に連携しつつ、大さん橋の効果的な管理・運営を行ってきました。
運営者の
「横浜港振興協会」について
概要:横浜港の振興に尽くしてきた地元の港湾団体
- 当協会は、市の港湾関連団体を網羅する唯一の組織。
- 近年は、商業・観光・建設・金融・教育等、多様な業種の団体も参画。(会員500団体以上)。
- 約70年間、横浜の「港湾行政」(特にクルーズ施策)及び「地域の活性化」に貢献。特に、市と緊密に連携して「客船受入業務」(誘致、配船調整、歓送迎対応等)に深く従事。
- また、港や海に関連した「市民の理解促進」「地域連携」「市内活性化」(地元の経済・文化振興等)などの各種の事業を幅広く実施。
主な事業
市民と港を結ぶ事業(市民協働等)
横浜港の重要性や魅力をより多くの市民が知り、親しみや愛情を持って頂くための事業を企画・実施しています。
- 横浜の港や海に関する市民参加型事業: 横浜港見学会、出前講座、横浜港客船フォトコンテスト、等
- 市民ボランティアによるポートガイド事業: 海外船客への通訳・接遇、港の案内を行う活動、等。
地域連携
地域の多様な団体や人材と連携し、横浜港を中心に「危機管理」(防災・防犯等)「観光振興」「環境保全」「マリンスポーツ振興」など、幅広い分野で地域貢献活動を実施しています。
近年、外国客船の寄港増やインバウンドの動向も踏まえて、「専門人員」(地域連携担当)を配置するとともに、主に臨海部で観光客の受入体制作りや新たな交通整備などに注力してます。
市内活性化(地元経済・文化振興等)
経済・文化・観光の振興等、臨海部をはじめ地域活性化に役立つ活動(イベント等)を実施しています。
- みなと祭港湾関連行事、カッターレース大会(国内最大級のボート競技)
- 横浜シーサイドトライアスロン大会(子供・高齢者・障がい者も参加)等の各種イベント開催
- 横浜港の魅力を多面的に紹介する「独自広報誌」の発行(『よこはま港』、年4回、約1,300部)、等